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発注者から請負事業主への「注文」と「指揮命令」とはどのように区別すべきでしょうか?

2009年08月22日 請負において、発注者から「指揮命令」を受けることはできません。(「指揮命令」を受けることができるのは、発注者に雇用されている労働者と派遣労働者です)
すなわち、請負事業主は、自己の裁量で業務処理の割り付け、順序、処理方法等を決定し、これに基づいて、請負労働者に対して、請負事業主自らが指示をすることになります。

ところで、発注する業務の内容、仕様変更、及び業務処理方法等は、あくまで「注文」なのですが、それらが詳細であるがゆえに、業務遂行上の指示と受け取られかねないのです。特に、これらの変更を口頭で請負労働者に対して伝達することになると業務遂行上の「指揮命令」と何ら差が無いようにみえてしまい、適正な請負でないと判断される可能性があります。

そこで、このような「注文」内容の変更に該当する仕様変更・業務処理方法の変更等が生じた場合には、発注者側は、請負労働者に対する「指揮命令」と混同されることのないように、まず、書面を以って注文仕様内容を明確にしておくべきでしょう。
また、注文仕様内容の変更等は、あくまでも、発注者から請負事業主という企業間における注文内容の変更であることから、これらを伝達するに当たっては、請負事業主の責任者に伝達すべきであり、個々の請負労働者に対して直接指示すべきではありません。

 
なお、注文仕様書で特定しきれていない細部の業務内容や具体的仕様などに関して、請負事業主側で、発注者に対して確認することとなっている場合、あるいは、双方協議のうえで決定する場合などは、発注者側担当者と請負事業主の責任者間で協議することとし、発注者側が直接請負労働者に指示説明することのないようにするべきです。

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